昨今の物価高により疲弊する日々が続いておりますが、この物価高、実は2021年後半頃から始まったと言われております。食料品・エネルギーなどの値上げから始まり、その他、様々な物やサービスの値上げへと広がりました。物価は、基本的には需要と供給のアンバランスにより発生するものですが、昨今の物価高は主に供給側のコスト増加によるものと言われており、世界的な混乱事などから、原材料価格が高騰し、供給側に悪影響を与えた結果、コストが増加し、今日の物価高に至ったと考えられます。(例:原油・天然ガス・小麦・大豆などの原材料価格上昇=これらを原料とする食料品・日用品・ガソリン・電気価格上昇)
このような状況下、不動産には、不動産価格にはどのような影響があるのでしょうか。
本コラムでは、『物価高とインフレと不動産』につきまして、情報をご提供して参ります。
*物価高の背景
前述の通り、物価高の背景には、世界的な混乱事などが原因の一つとして挙げられます。昨今の話題を上げますと、ロシアによるウクライナ侵攻、新型コロナの影響などが物価高の発端として挙げられます。これは日本に限った事柄ではなく世界規模で受けている影響であり、多くの国で原材料供給不足によるインフレが起こり、それらを原料とする輸入品の価格上昇、その結果、国内で物価が上昇、となっておりますのが現状です。また、物品そのものの価格だけでなく、それに伴う物流費・人件費にも影響は波及しており、私達消費者が物品を購入する際の価格引き上げに影響を与えていると言えます。
*物価高渦中の不動産
前述のような物価高の現状ではありますが、このような渦中、不動産への影響や不動産価値は、どのような影響を受けているものなのでしょうか。
結論から申し上げますと、不動産は物価高(インフレ)に強い資産です。
その理由と致しまして、以下3点が挙げられます。
・不動産は資産価値が下がりにくい
不動産は目に見える形のある有形資産で、土地などは生産しようとして生産できるようなものではございませんし、有限の資源であります。また、特に都市部の土地などは希少性が高く、長期的に価値が上昇する傾向にあり、土地の用途(居住用・商業用・投資用など)に基づき需要があるものですので、価値を維持しやすい安定性のある性質を保持しております。
・賃貸物件は家賃収入が上昇
物価高(インフレ)は、家賃上昇へも連動しますので、収益物件(アパート・マンション・テナントなど)を所有なさっていらっしゃる場合は、その家賃収入にも上昇の影響がございます。但し、家賃上昇のタイミングが物価上昇と同時になることではなく、物価上昇により賃金が上昇し家賃相場に影響が波及する、といったようにタイムラグはありますが、物価上昇に伴う家賃上昇も動向として見て取れることは確かです。
・住宅ローン借入金額の実質的な目減り
物価高(インフレ)が継続すると、貨幣価値が下がります。が、既に住宅ローン借入をしていらっしゃる方は返済額が上昇するということは無く、借入の額面に変わりはございませんので、実質的には、返済負担が軽減されると言えるでしょう。
*不動産購入に焦りは禁物
不動産は物価高(インフレ)の局面で強い有形資産であり、売り手市場であるとは言え、それらにより惑わされてしまう、購入を焦ってしまうなどといった事態には重々ご注意ください。いわゆる、不動産バブル期であるインフレ時は、強気にも割高な価格設定が横行する恐れが潜んでおり、適正価格とは言い難い割高物件を早まって購入してしまうケースも無いとは言えません。そのようなハイリスクが潜んでいることを念頭に、重々細心の注意を払って頂き、物件の適切な市場分析や精査を怠ることなく、慎重に情報を収集頂く事をおすすめ致します。
上述のことから、昨今の物価高(インフレ)は、一般の消費活動には負の影響を及ぼしておりますが、不動産価値には正の影響を及ぼしている、不動産価値はむしろ上昇傾向にあると言えるでしょう。
以上、『物価高とインフレと不動産』につきまして、基本的な情報をご提供して参りました。
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