昨今、物価高のみならず金利も上昇が続き、最早天井知らずの傾向に有るのではなかろうかと不安と疲弊の日々が続いております。実はこれは、日本銀行が長年続けてきた『超低金利政策』を終了し、段階的に政策金利の引き上げを行っているが故です。そこへ物価上昇(インフレ)も続き、我々の生活水準を維持すべく、日本国内の多くの企業では賃上げが行われるようになりました。物価と賃金が揃って上昇する、経済の健全な循環が安定的に達成できると判断した日本銀行が、金利を元の水準へ戻し始めている状況なのです。
とは言え、金利上昇は、これから住宅ローンを組んで不動産購入をご検討中のお客様にとっては大きな懸念事項となっていると思われます。金利上昇中のこの時期に不動産を購入し住宅ローンを組む時期は今であるべきであろうか?また、逆に不動産を手放す(売却する)場合、今この時期に行うのが適切なのであろうか?
これらのタイミングについては、非常に皆様の頭を悩ませる問題かと存じます。
正直なところを申し上げますと、その見方は、金利動向・市場動向・お客様それぞれのライフプランにより変わって参ります。
では、昨今のような状況下での、不動産購入・売却は如何なものなのでしょうか。
本コラムでは、『不動産購入・売却のタイミング』につきまして、情報をご提供して参ります。
*不動産購入のタイミング
前述の通り、金利動向・市場動向・お客様それぞれのライフプランにより様々ではございますが、物価・金利共に上昇中の今、不動産を購入するとなりますと、
①もし将来的に今以上に金利上昇となった場合、今と将来とで同じ借入額だったとしても総支払額や毎月の返済額が変わる為、今、不動産を購入する事は、将来的に今以上の金利負担を避ける前もっての購入となる。
②今後の金利動向を鑑みるに、今以上に上昇することを念頭に置くと、家計の余力等を踏まえ、返済シミュレーションを行うなど、不動産購入資金計画を慎重に検討する購入となる。
③ご自身の年齢・結婚・出産・お子様の進学等のライフプラン・ライフイベントにより、今この時が不動産購入のタイミングであるという場合、それを逃すと不動産購入の機会を逸する恐れがある。
④収益物件においては、建築コスト(物価・人件費等)高騰により新築物件の価格が高騰すれば賃料も引き上げざるを得ず、それが既存の中古物件にも影響を及ぼし、全体的に賃料相場が引き上げられる事が見込まれる。後々ひいては利回りも上昇する事となる。
という点が挙げられるかと存じます。
これらを念頭に置く事が、不動産購入のタイミングにおいて重きが置かれる事項になるかと思われます。
金利は上昇し続けてはおりますが、同時に我々の賃上げも政策として行われている事もあり、地域により物件の価格差はあれど、購入見送り・買え控えの層、今以上の金利上昇前に前倒しの購入の層、様々なパターンがございます。
*不動産売却のタイミング
不動産購入のタイミングと重なる部分が有りますが、買主様の資金面での購買力が低下してしまう前に行動を起こす事が早期売却に繋がります。
①買主様が組めるローンが低予算となってしまい、市場での需要や価値が下がり、それが購入額低下へと影響する恐れがあります。
②もし将来的に今以上に金利上昇となる場合、売却迄に時間を要する・値下げを余儀なくされる等の想定がされる為、今この時期に行動を起こす事で不動産の水準を高く保つことが可能となります。
③収益物件においては、金利上昇による利回りの悪化や維持費の負担という保有コストを考慮すると、早目のタイミングでの売却が望ましいと考えられます。
という点が挙げられるかと存じます。
*金利上昇中の不動産購入・売却に焦りは禁物
前述の事から、不動産購入においても売却においても、早目の行動が重要な要素ではございますが、お客様それぞれの生活における『買い時・売り時』の『タイミング』というものがございます。ライフプラン・ライフイベント・ライフステージ、そして生活が破綻しないレベルでの返済計画が非常に重要となります。今以上に金利が上昇しても返済出来る計画であろうか?をまずは優先し、焦って事を運ばぬよう、動向を見つつ情報収集頂き、慎重にご検討頂く事をおすすめ致します。
以上、『不動産購入・売却のタイミング』につきまして、基本的な情報をご提供して参りました。
これから住宅を購入なさるお客様、既に購入なさっていらっしゃるお客様、皆様がご不安無く安心してお過ごしになられるよう、ご検討の一助となれば幸いに存じます。
弊社では、そのようなお客様のお困り事に寄り添い、ご一緒に解決策を見出すお手伝いをさせて頂きたいと考えております。
お困りの際には、どのような事でも是非お気軽にご相談下さいませ。
経験豊富なスタッフが誠心誠意ご対応させて頂きます。




